活動

地謡研修部

師範・教師の会員を中心に、毎月1回の研修で琉球舞踊曲や組踊曲を学んでいます。これまでに海邦組踊シリーズ研修発表会を24 回、沖縄科学技術大学院大学OIST 公演を8 回開催(2025 年現在)するなど、舞台活動の経験を積みながら地謡の研鑽に励んでいます。

師範・教師免許試験

毎年年度末に、師範・教師免許試験を実施しています。1983 年に第一回の試験を実施して以来、これまで多くの師範と教師が誕生しています。

琉楽奨励賞

次世代を担う子供たちの技術の向上や琉球古典音楽の継承を目的に、小中高生を対象にしたコンクールを2005 年から実施しています。琉楽奨励賞の受賞者からは、琉球新報社主催の古典芸能コンクール最高賞受賞者や、当会の師範免許取得者も誕生しています。

沖縄科学技術大学院大学OIST 公演

年に一度、恩納村の沖縄科学技術大学院大学(OIST)の講堂にて、地謡研修部の主催で公演を開いています。OIST 職員の方々との共演を始め、琉球舞踊や組踊を披露します。沖縄在住の外国人の方に琉球芸能を見ていただく機会にもなっています。

会報「伝音通信」の発行

1999 年より四半期に1 回、年4 回のペースで会報「伝音通信」を発行しております。伝音通信では、当会の各行事の記録や、師範教師試験の合格者、琉球古典芸能コンクール合格者の紹介など、会員の投稿文など会員の親睦を深めることを目的に伝音通信編集委員によって作成されております。2024 年には100 号を発行しました。

「琉球古典芸能コンクール」及び「琉球古典芸能祭」への参加出演

琉球古典芸能コンクールは、1966 年に琉球新報社に琉球古典芸能の普及発展を目的に創設されました。舞踊、三線(野村流、安富祖流)、箏、笛、胡弓、太鼓の6 部門があり、各部門に新人賞・優秀賞・最高賞が設けられております。当会もこれまで多くの会員が受験しています。

野村流始祖野村安趙墓苑の掃除と献奏

毎年清明祭の時期に、那覇市識名にある野村流の始祖・野村安趙先生のお墓掃除を行っています。2022 年から始まった取り組みで、団体の垣根を越えて、野村流を学ぶ有志が集まります。掃除を終えたら、感謝を込めて歌三線の献奏をしています。